こちらのシアター5で、湯浅政明『犬王』観た。源平の世まで遡り、かつ （森見登美彦作みたく）京を舞台に奇譚を、ぐにぐにサイケデリ ックに見せる。残念ながら胸鷲摑みまでいかない。かつ 、無理でも文楽とかやればよいのに不出来なロックスターを描出、それも冗長かつ 参照元がスケスケで興ざめ。大友良英の劇伴だって邪気も色気も感じない。好きになりたいのに、好かれない条件を先方から突き付けられているような時間を過ごした。

こちらのシアター4で、吉野耕平『ハケンアニメ！』観ました。TVシリーズのライバル対決「覇権」争いを軸に、それぞれ監督とその周囲のわちゃわちゃを熱血かつ ベタに描く。上手くてソツないし、個性的な登場人物沢山出しつつも、まあまあバランス取って進行。どこかで見聞きした様な展開や想起できるモデルを配して、既視感あるのと、やはり皆おかしい人にしか見えないのが難。とはいえラストの盛り上がりは全て繋がる様で見事。

こちらのシアター4で、安彦良和『ククルス・ドアンの島 』観た。割引効かない⁉︎ 名劇ちっくなガンダム というか、これだけ時間経過がゆるいアニメも珍しいのでは。かつ 、美形ヒロインになりえるキャラが一切出ない捻くれ。『マーヴェリック』もそうだが、クレーター（すり鉢）に行きつつ戻りつを延々繰り返し、最後クレーターで派手なドンパチをやる。同時代的に日米 のクリエイターが結局おなじことやってる妙な符号を感じた。

ここは、フォーラムと比して大衆作品を意図選別してかけてますが、当然作品に比す訳です観客も。でも・・スタッフ はフォーラムより概して親切で対応も穏当かつ マトモ、とか云うと問題あんのかな。おれは当たり前の事を云いたいだけです。

ガルパン 観に来た　#garupan